『雪舟と水墨画』展
『雪舟と水墨画』展(千葉市美術館/岡山県立美術館)へ行く。
まずは牧谿『老子図』に敬意を表する。
次いで、雪舟の『山水図』(倣玉澗)。この絵を見るには、そもそも玉澗について知らなければならない。俄か勉強では、南宋末から元初の画人らしい。省略画法を得意とし、微妙な陰影の変化を表現し個性的な特色をもつ作品を描いたといわれている。
雪舟がそのとおり模写したとすると、結構粗い感じの画で、日本では好まれたものかも知れない。戸田禎佑『牧谿・玉澗』(『水墨美術大系』3という本もあるらしいので、研究する必要がある。
だだ、重要なのは雪舟がいかなるときも、中国に学んだということであり、日本美術は東アジアのなかで考える必要がある。
雪舟の作品といえば、「拙宗等楊」の作品も展示されている。雪舟の前身という説があるが、作品ではどうも伝わってくるものがない。
もう1枚の雪舟の『渡唐天神図』というのもあまり面白くない図柄で、雪舟が描いたのという感じ。
最近、山水図屏風の見かたに感じるところがあったので、雲谷等益の『楼閣山水図屏風』で試してみたところ、どうも俗な空間で行ってみたくない。
それに比べて、鉄斎は掛け軸でも面白くて楽しそうなので喜んで行ってみたい。第一鉄斎自身が楽しんでいるのでどうにもならない。
一方、浦上玉堂は生き方は尊敬もし共感もしているのだが、画のほうはどうにも良さがわからない。多分当方が未熟のせいだろうから、もうしばらく付き合ってみたい。
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