法隆寺へ行く
最近、聖徳太子に絡むこと多くので、昨年の秋も法隆寺へ行こうとしたが、雨で断念。
今回は、電車で行く。おぼろげだが1回電車で行った記憶がある。
奈良発大阪行きのガラガラ電車でのんびり。車窓の桜も散ってしまった。
JR法隆寺駅で下車。平日なので5~6人。バス停に行くが、30分以上門前に行くバスがない。
依然きたときに歩いた記憶があるので、駅の観光案内所で地図を貰って歩く。産業道路の脇を、排気ガスを吸いながら歩く。こんな情緒のない道だったか、思い出せない。
そうたいして時間もかからずに、門前に到着。
観光客もまばら、南大門をゆっくり眺める。天才伊東忠太著『法隆寺』を読み残してきたことを悔やむ。
プレゼントされたデジカメで記念撮影。ほとんど観光写真。絵葉書写真しかとれない自分が情けない。
さて中門に至り、回廊から五重塔を眺める。中学校の美術の時間にこの五重塔の特徴については暗記させられた。講堂に至り、金堂の方へ行こうとすると、上堂の方へ案内がある。
どうやら金堂が工事中らしい。
上堂で釈迦三尊像を拝観。この仏像の襞を見ているととことん飛鳥仏といわれるものを研究してみたくなる。
飛鳥の特異な美的感覚とはどういうものか。幸い、法隆寺の史料は東京国立博物館に豊富にあるし、関心を維持できるのではないか。四天王像も面白い。これは、昨年秋に、金堂四天王毘沙門天を奈良国立博物館で見た。今回は『平成20年度法隆寺秘宝展』で増長天と持国天が展示されている。
閉鎖中の金堂の柱の龍の装飾を眺める。
次は「聖霊院」だが何もみることは出来ない。法隆寺に再び関心を持ったのは、大谷大学博物館で聖霊院の写真を見てからで、ここと絵殿を見たいがためであったが、残念ながら非公開である。
大宝蔵院へ入館。『玉虫厨子』へ。昨年、絵画論で異時同図のはしりとして習ったばかり。あとで、『かわらの美』という本を読んでわかったことだが、屋根瓦のミニチュアとしても重要な史料である。
あとは有名な『百済観音』。残念ながら人間知っていることしか見えない。とにかく、今の時点から見ると不思議な美的感覚である。それゆえ、超現代的、写実を拒否しているように見える。
とにかく茶所で休憩。
『秘仏』の絵葉書を購入し、おいてある参考文献を見る。
『木造聖徳太子坐像』(聖霊院)も入っている。実物をみたくてやってきたが、大宝蔵院のものは大正時代の模作。
ただ、写真ではあるが漂う妖気が御霊的なものを感じさせる。
気持ちのよい道を歩いて東院へ。しばし、夢殿の脇に咲くしだれ桜を眺め、絵殿へ。ここも非公開。東京国立博物館で聖徳太子絵伝のシアターを見てから絵殿に関心を持ったて訪問したが、残念である。もっと注意深く、公開日を調べて訪問する必要がある。
桜は散ったが、快晴の斑鳩の空気を吸って、ゆったりとした気分になった。
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