『小宇宙への情熱』美浦康重版画コレクション展
当初は、平塚市美術館の『三岸好太郎』の展覧会に行くつもりで、東海道線に乗る。三岸好太郎は、以前から愛好するところ。札幌へ行くよりはと、今まで待って天気も良いので、出かけたが、生憎人身事故で、戸塚でストップ。
やむなく、鎌倉散歩に方針を変更。例によって、北鎌倉から散歩。円覚寺の門前の紅葉は美しい。が、大勢の人が詰め掛けている。
では、東慶寺でもと思っていると、いつの間にかとおり過ぎてしまった。切通しを越えて、神奈川県立近代美術館鎌倉別館の前へ。ここは昔から、閑静。
しばらく、様子を見ていたが、日和崎尊夫と長谷川潔の名前と『ランボー』の顔のポスターに惹かれ入館。 『小宇宙への情熱』美浦康重版画コレクション展を鑑賞ということになった。
客もまばらでじっくり見ることができる。版画で人が多かったら、目も当てられない。
大半は柄澤齊という人の作品。この人のことは全く知らない。ただ、楽しい作品、共感できる作品が多い。
『肖像』連作に登場する人物が、当方が関心を持っている芸術家が多いのが嬉しい。
日本人は「上田秋成」、「泉鏡花」、「葛飾北斎」とあり、上田秋成を取り上げているのに感激。
デューラー、ランボー、ボードレール、クラナッハ、グリューネヴァルト、ゴヤ、シーレとくれば、なるほど、なるほどとなる。
しかし、浅学にして「セーヘルス」と「メリヨン」を知らず、帰宅してから勉強。やはり、畸とか狂、貧の絡む人らしい。
木口木版の凝縮された世界、『小宇宙』から外に出ると、穏やかな日和の鎌倉の空があった。
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